南中部クアンガイ省のドクフォン村で16日、鉱山労働者が採掘中に掘り当てたつぼの中から、およそ3キログラムの黄金や指輪などが見つかった。発見者のグエン・タイン・ラムさんが金(きん)販売店に持ち込んで鑑定してもらったところ、本物の金であることが確認され、およそ6万9800米ドル(約800万円)の価値があることが分かった。
ラムさんとともに採掘作業をしていた他の4人も指輪数十個を持ち帰ったが、いずれも精巧な竜の彫刻が施されていた。また、うわさを聞きつけた村人数人が発見場所を掘り返したところ、さらに800万ドン(約5万7000円)相当の金が見つかった。
ラムさんは、早速金の一部を売って3500万ドン(約25万円)を得たが、法律では地中から貴重品などを発見した場合、警察に届け出なければならないことになっている。このため郡警察は、ラムさんが保有していた残りの金および指輪を押収、これら財宝とつぼについて詳しい調査を進めている。