東南部バリア・ブンタウ省ブンタウ市で15日、同市在住の女性グエン・ホン・タインさんが自宅で全身から血を流して死んでいるのを、タインさんの10歳の息子が発見した。タインさんの自宅からはアクセサリー、現金、バイクなどがなくなっており、警察は強盗殺人事件と見て犯人の行方を追っているが、グエン・テー・ハイ・アウ(通称ベオ、21歳)という男が容疑者として捜査線上に浮上している。
アウ容疑者はタインさんが所有する渡し舟のこぎ手で、事件前日の14日にタインさんのもとに賃金を受け取りに来たが、前借り金の返済がまだ終わっていないことを理由にタインさんに支払いを断られ不満をあらわにしていたという。
ホーチミン市警察は18日午前の巡回中、タインさんのものと見られるバイクを売ろうとしている2人組の男を発見し問い詰めたところ、バイクはブンタウに住む親せきのベオから預かったものとの供述を得られた。ベオはタインさんの携帯電話や時計、ネックレス、イヤリングを自慢していたという。