北中部タインホア省在住のタインさんは3月23日午後、バイクの使用に関して警察で取り調べを受けていた高校3年生の息子ズンさん(17歳)を迎えに行ったところ、最愛の息子が警察の井戸に飛び込んで自殺したと知らされた。
タインさんの話では、ズンさんが通う高校から前日の22日午後、ズンさんを含む5人の生徒のバイク使用問題について話し合うため父兄らに呼び出しがかかったという。この知らせを不審に思ったタインさんが詳しい事情を聞こうと23日午前、地元警察に出向くと、警察の取り調べを受けている息子に出くわした。ズンさんは高校の一時間目の授業の後、警察に連れて来られたのだという。
タインさんは正午ごろまで息子を待っていたが、まだ時間がかかると警察から説明を受けたため、夕方の4時ごろに再び警察を訪れた。そこでタインさんは、ズンさんが警察の敷地内の井戸に飛び込んで自殺したという信じられない報告を受けた。ズンさんの遺体は既に病院に収容されていた。突然息子を失ったタインさんら家族は、ズンさんの死亡原因について徹底究明するよう当局に訴えている。