ハナム省の短期大学に通う女子学生が、「一緒にホテルに行かないと落第させる」と男性講師に脅されたとして、同学生の発言を録音したテープとその内容を赤裸々に綴った告発文を公開した。
女子学生の訴えによると、入学当初からこの問題の講師、ドン先生の授業をいくつか履修していた彼女は、試験やレポートの評価を保証することを条件に、何度もしつこく自分の家に泊まるよう迫られたうえ、応じないと落第することになる、と脅された。彼女がこれを拒否し続けたところ、実際に4科目が落第にされてしまった。そこで卒業試験を目前に控えた彼女は意を決し、テープレコーダーを隠し持ってこの講師の家を訪れたのだ。
テープには、「何点でも欲しいだけやるからホテルへ行こう」と女学生を誘い、彼女が怖がって躊躇すると「何を怖がっているんだ!いい点をやると言ったじゃないか!」と声を荒げたり、「先生を信じなさい」と説得する様子などが克明に記録されていた。この後女学生は隙を見て逃げ出し、告発文を新聞に発表。公安当局がこのわいせつ講師を取り調べるのは時間の問題となっている。