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日本通運株式会社(東京都港区)と同社のベトナム現地法人、ベトナム日本通運株式会社(ホーチミン市)がベトナムで取り組んでいるエコドライブプロジェクトが、日本の環境省の二国間クレジット制度(JCM)を利用したプロジェクト設備補助事業に採択された。
今回採択されたエコドライブプロジェクトは、ホーチミン市とハノイ市において、ベトナム日通が使用しているトラック130台にデジタルタコグラフを活用したエコドライブ啓発システムを装備し、燃料給油量、走行距離、運転行動などのデータを収集・分析するもの。デジタルタコグラフにはジャイロセンサーが搭載されており、急加速、急減速、急ハンドルなどの運転行動が感知できる。
このデータを基にドライバーに対して運転行動の改善指導を行うことにより、輸送品質のほか、燃費効率の向上も指導することが可能となり、年間310tのCO2削減効果が見込まれている。同社は既に、マレーシアで同システムを導入済み。2013年にはCO2を年間約6%削減、自動車事故発生件数が 10分の1になるなどの成果を上げている。
なお、二国間クレジット制度(JCM)は、途上国への温室効果ガス削減技術・製品・システム・サービス・インフラ等の普及や対策を通じ、実現した温室効果ガス排出削減・吸収への日本の貢献を定量的に評価し、日本の削減目標の達成に活用するもの。