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- 包括的パートナーシップ関係を確認
- 原発人材育成は両国の戦略的協力事業
- 労働分野の協力協定の早期締結目指す
ハンガリーのシーヤールトー・ペーテル外務貿易大臣は19日午後、ベトナム公式訪問の一環として、ファム・ミン・チン首相を表敬訪問した。双方はこの席で、包括的パートナーシップ関係を確認し、両国間の協力を促進することで一致した。
チン首相は、原子力発電所の運用に強みを持つハンガリーに対し、ベトナムの原子力発電事業における人材育成を支援するよう要請した。
シーヤールトー外務貿易大臣は、ハンガリーは50年以上にわたりロシア型原子力発電所を運用しており、この経験を活かして原子力発電所の運用に携わるベトナム人専門家1000人の育成を支援する用意があると述べた。原子力発電分野の人材育成は両国の戦略的協力事業と位置づけられている。
双方はまた、両国間協力の法的枠組みの見直しを行い、労働分野の協力協定の早期締結を目指すとし、教育、機械工学、電子、観光、労働、東南アジア~中東欧間の鉄道接続などの分野での協力を強化することで一致した。
チン首相はハンガリーに対し、ベトナムEU投資保護協定(EVIPA)をまだ批准していない欧州連合(EU)諸国に同協定の早期批准を働きかけると共に、違法・無報告・無規制漁業(IUU漁業)規制に違反しているとしてEUが2017年からベトナムに出している警告措置(イエローカード)を早期に解除することをEUに働きかけるよう要請した。