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- 元国家評議会副議長(現在の国家副主席)
- ハノイ市民を直接率いて蜂起し政権奪取
- ベトナム民主共和国の成立に貢献
元国家評議会副議長(現在の国家副主席に相当)のグエン・クエット(本名はグエン・ティエン・バン)大将が23日、第108軍隊中央病院で死去した。102歳だった。
クエット氏は1922年生まれで、出身地は北部紅河デルタ地方フンイエン省キムドン郡チンギア村。
第4・5・6期ベトナム共産党中央執行委員会委員、第4・7・8期国会議員を務めた。18歳でインドシナ共産党に入党。23歳だった1945年にハノイ市共産党委員会書記となり、ハノイ市民を直接率いて蜂起し政権を奪取し、同年の8月革命の成功とベトナム民主共和国の成立に貢献した。
人民軍では第3軍区の軍区司令官 兼 政治委員、軍区共産党委員会書記、人民軍政治総局副主任などを歴任し、1987~1991年には人民軍政治総局主任を務めた。1990年に大将に昇格し、その後、国家評議会副議長に選出された。
クエット氏はその功績と国への貢献によって、党と国からサオバン(金星)勲章、ホー・チ・ミン勲章、一等および三等軍功勲章、一等戦勝勲章、一等対仏対米抗戦勲章などを授与されている。
クエット氏の告別式や追悼式、葬儀の日程は後日発表される。