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- ベトナムと米国が関係強化で一致
- 米国がクリテンブリンク国務次官補を派遣
- プーチン露大統領帰国の翌日に
ブイ・タイン・ソン外相は21日、ベトナムを訪問したダニエル・クリテンブリンク米国務次官補(東アジア・太平洋担当)と会見した。
ソン外相はこの席で、ベトナムが常に米国を戦略的パートナーとして重視し、相互の独立・主権・政治体制を尊重する形で米国との包括的・戦略的関係を強化する方針を堅持すると強調し、地域・世界の平和・安定・協力・発展に貢献すべく地域との協力を強化する米国の姿勢を支持するとした。
一方のクリテンブリンク国務次官補は、米国がベトナムの独立や繁栄を支持することを再確認し、地域的・国際的なフォーラムにおいてベトナムが重要な役割を果たしていくことを歓迎すると述べた。
双方は、両国がハイレベル訪問・交流を促進するとともに、経済・貿易・投資協力の発展を加速させることで一致。さらに、戦争被害克服や気候変動への対応のほか、イノベーションや半導体、クリーンエネルギー移行など新たな分野でも協力を促進することで一致した。
米国はベトナムにとって最大の輸出先国であり、貿易相手国としては中国に次ぐ2番目に大きい相手国となっている。
なお、今回のクリテンブリンク国務次官補の訪問は、20日に実現したロシアのウラジーミル・プーチン大統領のベトナム公式訪問の直後に行われた。24時間未満という短い滞在時間でプーチン大統領は、ベトナム共産党グエン・フー・チョン書記長、トー・ラム国家主席と会談し、さらにファム・ミン・チン首相とチャン・タイン・マン国会議長とも会見した。
プーチン大統領の滞在中、両国は共同声明を採択。両国はこの中で、複雑な国際情勢においても友情と相互支援の精神に基づき、両国間の包括的・戦略的パートナーシップを継続的に強化し、互いの独立、主権、領土一体性、基本的利益を損なう第三者との同盟締結や合意をしないことを確認した。