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- ベトナムの求人数、前年同期比▲36%減
- 企業は長期的な採用計画を策定する必要
- 求職者はより良い環境を求め積極的に活動
世界11か国で人材紹介事業を展開する株式会社ジェイエイシーリクルートメント(東京都千代田区)は、2024年7~9月におけるベトナムのホワイトカラー人材紹介市場の動向を発表した。
ベトナムの求人数は前年同期比▲36%減、前期比▲11%減だった。日本(日本企業の海外事業関連求人)は前年同期比▲6%減、前期比▲8%減だった。
ベトナム法人リージョナルディレクターのトゥ・ハー・グエン氏は、ベトナムにおける企業の採用動向について、特に雇用が増えている業界には、建設、教育、運輸・倉庫、宿泊・飲食サービスがあり、これらの分野では活発な採用が行われているとコメントしている。
現在の採用需要が高い職種としては、営業、IT、会計、製造業などが挙げられる。このような状況において、企業は明確で透明性が高く、魅力的な給与およびボーナス制度を備えた長期的な採用計画を策定し、事業計画と効果的に連携させる必要がある。
また、求職者の動向について、ベトナムの労働市場では、労働者の質の向上に伴い、失業率が低下し、ポジティブな変化が見られる。求職者は、競争力のある給与や福利厚生を最も重視しており、魅力的な報酬パッケージが求職活動の重要な要素となっている。特に、医療保険や退職金制度など、長期的な安定を考慮した福利厚生が求められている。
キャリア成長の機会や研修制度が整った企業に対する関心も高まっており、スキルアップや専門知識の取得を重視する傾向が強い。さらに、ワークライフバランスの確保が重視され、柔軟な勤務形態やリモートワークの導入が求められている。
企業文化や価値観の一致も求職者にとって重要であり、職場環境が自分の価値観と合致しているかどうかが選考の決め手となることが多い。このほか、職の安定性も重要視され、将来にわたる雇用の安定を求める傾向がある。このような要素が相まって、求職者はより良い職場環境を求めて積極的に活動している。