(C) シチズンマシナリー 写真の拡大. |
- 加工棟建設、加工スペース約150%拡大
- 25年3月に着工、25年8月に竣工の予定
- 18年に加工棟を建設、今回が2回目の増床
工作機械メーカーのシチズンマシナリー株式会社(長野県北佐久郡)は、主軸台移動形CNC自動旋盤のシンコムブランドの鋳物を製造するシチズンマシナリーベトナム(Citizen Machinery Vietnam、北部紅河デルタ地方ハイフォン市)内に、新たに加工棟を建設する。これにより、加工スペースを約150%拡大させ、鋳物の加工能力を2倍に増強する。
シチズンマシナリーは、工作機械において重要な基幹部品である鋳物の一部をベトナムで製造している。近年の売上増に伴い、鋳物の供給能力の一層の増強が求められていた。今回の加工棟建設による増床で、同社全体の生産効率の向上を図り、生産リードタイムを短縮することで、顧客へより迅速に製品を届けられる体制を構築する。
加工棟の建設は2025年3月に着工し、2025年8月に竣工する予定。その後、順次加工設備を導入する。延床面積は4390m2の予定。
なお、シチズンマシナリーベトナムは、鋳物の安定的な調達を目的として2005年に設立された。シンコムブランドの鋳物を製造し、軽井沢本社工場、タイ工場、中国工場に供給している。2018年に加工棟を建設し、今回が2回目の増床となる。