12日付の時事通信によると、平岡秀夫法相が今月10日からのベトナム訪問中にグエン・スアン・フック副首相らと会談し、北朝鮮による拉致問題解決に向けて協力を要請したと明らかにした。
平岡法相はベトナム滞在中に、ハー・フン・クオン司法相、チュオン・ホア・ビン最高人民裁判所長官らとも会談。ベトナム側は、市場経済化へ向けた憲法、刑法改正などへの協力を求めた。これに対して、日本側は司法改革や法曹界の人材育成に関して支援を強化していく方針を伝えた。
なお、ベトナムは昨年12月、国連で日本と欧州連合(EU)が共同提案して採択された北朝鮮の人権侵害停止を求める決議に反対した。