日本の国際協力銀行(JBIC)は29日、ベトナム石炭鉱産グループ(ビナコミン)との間で、1億5000万米ドル(約139億円)を限度とする貸付契約に調印したと発表した。この融資は、三井住友銀行との協調融資によるもの。
融資の目的は日本の安定的な無煙炭の確保で、今回の融資期間を通じてJFEスチールと住友金属工業がビナコミンと無煙炭の長期引取契約を締結する予定になっている。
JBICは昨年1月に開催された第2回日越石炭・鉱物資源政策対話の際、ビナコミンとの間で業務協力覚書に調印、これに基づいて融資についての協議を進めていた。