4日にハノイ市で開かれたベトナム支援国会合(CG会合)で、坂場三男駐ベトナム日本国大使は、日本政府は2008財政年度上半期の対越政府開発援助(ODA)を一時凍結したと発表した。日本政府はこの期間の対越ODA額を653億円に引き上げることを公表していたが、建設コンサルタント大手パシフィックコンサルタンツインターナショナル(PCI)が絡む贈収賄事件が発覚してからすべての手続きが停止されている。
坂場大使は「日越ODA腐敗防止合同委員会が効果的な汚職防止策を実施するまでの間、日本国民はベトナムに対する援助を支持しないだろうし、日本政府も新たな援助を約束することはできない」と述べた。