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ベトナム現地時間12日19時に南シナ海で発生した台風19号(アジア名:トクスリ、ベトナムでは台風10号)は、13日午前11時現在、南シナ海を1時間に15kmの速さで西へ進んでおり、このままいくと15日夜から16日朝にかけて北中部地方のゲアン省とハティン省を中心に紅河デルタ地方ナムディン省から北中部地方クアンビン省の地域に上陸する見通し。
ベトナムの中央水文気象予報センターによると、台風19号は次第に勢力を増しながらベトナムに接近・上陸する見込みで、同センターは危険警告レベルを「4」としている。ベトナムが危険警告レベル「4」とするのは、2014年にレベルを設定して以来今回が初めてだという。
日本の気象庁の予報によると、台風19号の中心が南シナ海のベトナム付近の海上に達するベトナム現地時間15日午前7時の時点で、中心気圧980hPa、中心付近の最大風速30m/s、最大瞬間風速45m/s、予報円の半径200kmとなっている。
台風19号は強い勢力を保ったまま西北西へ移動しラオスへ抜けるが、ベトナム現地時間16日午前7時の時点で中心気圧985hPa、中心付近の最大風速30m/s、最大瞬間風速40m/s、予報円の半径260kmの予報となっている。