ハノイ市の中央眼科病院はこのほど、3月6日の「世界緑内障デー」にちなんだイベントを開催した。
最近の調査結果によると、ベトナムには約3万人の緑内障患者がおり、失明原因の5.7%を占めているという。失明原因としては白内障に次いで2番目に多い。白内障に罹患(りかん)した場合は手術により視力を回復させることができるが、緑内障の場合は、治療の遅れや誤った治療法により永久に失明してしまう可能性がある。
同病院緑内障科のブー・ティ・タイ科長によると、定期健診の習慣がないため患者のほとんどは来院時には手遅れ状態で、全盲になる可能性が高いという。