日本弁護士連合会は25日、ベトナム弁護士連合会との間で、人材育成分野の協力促進などに関する覚書を締結した。これにより、日弁連は今後、ベトナム人弁護士を日本へ招いて研修を行うなど、ベトナム人弁護士の育成を一層強化していく。
ベトナムでは、経済成長に伴い日系企業の進出が進んでいるが、法整備が不十分なため、外資系企業が被害を受けるケースが後を絶たない。また、外資系企業の立場を代弁できる現地の法律家が少ないと指摘されている。
こうした中、日弁連はベトナム弁護士連合会を支援することにより、裁判官や検察官に比べて立場が弱いとされるベトナムの弁護士の社会的立場の確立に寄与していく方針。