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- 人気コメディアンが立ち上げた制作会社
- 手掛けた映画3作品が大ヒット
- 売上高税引後利益率は毎年70%
監督作品の興行収入の合計がベトナム人として初めて1兆VND(約61億円)を超えた映画監督としても知られる人気男性コメディアンのチャン・タイン(Tran Thanh)が立ち上げた制作会社「チャン・タイン・タウン (Tran Thanh Town)」の利益率が好調だ。
チャン・タイン・タウンは2020年5月の設立で、ホーチミン市7区に本拠を置く。当初の資本金は80億VND(約4900万円)で、チャン・タインが株80%を保有する筆頭株主となっている。
チャン・タインが監督を務めた過去の作品では、2023年1月公開の「Nha Ba Nu」が興行収入4750億VND(約29億円)でベトナム映画の歴代興行収入ランキング1位、2021年3月公開の「Bo Gia」が興行収入4200億VND(約26億円)で同2位となっている。
今年2月10日に公開された「Mai」も、21日までに興行収入4000億VND(約24億4000万円)を突破しており、チャン・タインが監督を務めたこれら3つの映画作品はいずれも大ヒットを記録した。
チャン・タイン・タウンは大ヒットした複数の作品制作に携わっていたことから、設立から常に高い利益率を達成している。2022年の業績は大幅な減収減益だったが、売上高税引後利益率は66.8%の極めて高い水準を維持した。なお、2020年、2021年の売上高税引後利益率も70%台だった。