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ベトナム人監督のレ・バオ氏が手掛けた長編映画「Taste(原題:Vi)」が、1日から5日までドイツ・ベルリンで開催された第71回ベルリン国際映画祭のエンカウンターズ部門で審査員特別賞を受賞した。
エンカウンターズ部門は第70回(2020年)から新たに設けられた部門で、優れたインディペンデント作品や新人作家の発掘に重きを置く。
バオ監督は1990年にホーチミン市で生まれた。独学で映画制作を学び、20歳のときに友人から借りた古いカメラで最初の短編映画を撮影したという。
バオ監督にとって長編デビュー作となった「Taste」は、ベトナム、シンガポール、フランス、タイ、ドイツ、台湾のプロデューサーとコラボレーションした作品。2016年のシンガポール国際映画祭のシルバースクリーンアワード(Silver Screen Awards)で「最も有望なプロジェクト(Most Promising Project)」を受賞している。