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8月7日から17日にかけてスイスのロカルノで開催されている第72回ロカルノ国際映画祭のプログラム「Locarno Pro Open Doors」で、ベトナム映画の作品およびベトナム人監督が合わせて5つの賞を受賞した。「Locarno Pro Open Doors」は8日から13日まで開かれた。
東南アジア7か国とモンゴルの計8作品を対象としたプロジェクト部門「Open Doors Hub」では、ベトナム映画2本が出品され、合わせて3つの賞を受賞した。
同部門に出品されたのは、ファム・ゴック・ラン(Pham Ngoc Lan)監督の「Cu Li Never Cries」(ベトナム・フィリピン・フランス合作)とブイ・タック・チュエン(Bui Thac Chuyen)監督の「Tro Tan Ruc Ro(英題:Glorious Ashes)」(ベトナム・フランス合作)の2本。
このうち「Cu Li Never Cries」は「ARTE Kino International Prize」と「Open Doors‐Sorfond Award」の2つの賞を、「Tro Tan Ruc Ro」は「Development grant CNC」を受賞した。
また、東南アジア7か国とモンゴルの若手監督・プロデューサー計9人を対象とした部門「Open Doors Lab」では、ベトナム人のレ・クイン・アイン(Le Quynh Anh)氏が選出され、「Open Doors – Rotterdam Lab Award」を受賞した。
長編・短編作品部門「Open Doors Screenings」では、ベトナム映画5本が出品され、短編映画「Me, Con Gai Va Nhung Giac Mo(英題:Mother, Daughter, Dreams)」(2018年)を手掛けたズオン・ジエウ・リン(Duong Dieu Linh)監督が「Open Doors – Moulin d’Andé-CECI Award」を受賞した。
「Open Doors Screenings」には、「Me, Con Gai Va Nhung Giac Mo」のほか、「Dap Canh Giua Khong Trung(英題:Flapping in the Middle of Nowhere)」(2014年)、「Thanh Pho Khac(英題:Another City)」(2016年)、第72回カンヌ国際映画祭でイリー短編映画賞を受賞した「Hay Tinh Thuc Va San Sang(英題:Stay Awake, Be Ready)」(2019年)、そして「第三夫人と髪飾り」の邦題で10月に日本でも公開される「Nguoi Vo Ba(英題:The Third Wife)」(2018年)が出品された。