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2016年12月公開の日本人監督による初のベトナム映画「サイゴンボディガード(英語:Saigon Bodyguards、ベトナム語:Ve Si Sai Gon)」が、ついに日本で公開された。
「サイゴンボディガード」では、2013年公開の「タイガーマスク」や2014年公開の「太秦ライムライト」などを手掛けた落合賢監督が、日本人として初めてベトナム出資およびオールベトナム人キャストのベトナム語映画のメガホンを取った。
2016年12月にベトナムで公開され、週末の興行成績で全世界同時公開の「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」を超えて初週18万人以上を動員。ベトナム国内第1位となるメガヒットを叩き出した。最終的には、2016年公開のベトナム映画で第4位の成績を残している。
同作品は、最強のボディガード2人組がミッション成功のためにホーチミン市内を駆け巡るというストーリー。キム・リー(Kim Ly)とタイ・ホア(Thai Hoa)演じるボディガード2人組は、父親の死を機に大企業を継ぐことになった御曹司(べー・チャン=B Tran)を守るというミッションを与えられるが、争いに巻き込まれ、御曹司が誘拐されてしまう。2人は路上で遭遇した御曹司に瓜二つの若者(べー・チャン)を後継者の身代わりにし、本物を探すため敵に立ち向かう。
アクションとコメディが満載な同作品、特にアクションは街中を爆走するバイクの上やサイゴン川に浮かんだ船上でも繰り広げられ、思わず手に汗を握ってしまう。また、キム・リーとタイ・ホアの相棒としての固い絆、そしてタイ・ホアの妹役を演じるチー・プー(Chi Pu)とキム・リーの恋の行方も見所だ。
日本での上映劇場は新宿シネマカリテ。上映日時は、◇8月12日(土)10時、◇8月13日(日)12時30分、◇8月14日(月)15時30分、◇8月18日(金)15時30分となっている。
なお、同作品はすでに北米およびアジア8か国・地域(インド、ネパール、バングラデシュ、スリランカ、モルディブ、ミャンマー、ディエゴガルシア、ブータン)での公開も決定している。
落合監督は1983年生まれ。12歳から映画を作り始め、日本の高校を卒業後に渡米。南カリフォルニア大学(USC)で映画製作を学んだ後、アメリカ映画協会付属大学院(AFI)映画監督科に進学し修士号を取得。これまでに短編と長編合わせて30本以上の作品を国内外で監督し、数々の賞を受賞している。現在は米国ロサンゼルスと日本に拠点を置いて活動中。
落合賢監督のインタビューはこちら →
映画「サイゴンボディガード」落合賢監督インタビュー【前編】
映画「サイゴンボディガード」落合賢監督インタビュー【後編】
「サイゴンボディガード」予告編