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フランス越僑のトラン・アン・ユン(チャン・アイン・フン=Tran Anh Hung)監督の映画最新作「Eternite(永遠)」が、9月9日からベトナムで公開される。全編フランス語の映画で、オドレイ・トトゥ(Audrey Tautou)、ベレニス・ベジョ(Berenice Bejo)、メラニー・ロラン(Melanie Laurent)の3人の女優が主演する。
この作品の原作は、フランス人作家アリス・フェルネイ(Alice Ferney)の小説『L’Elegance des veuves(未亡人たちの気品)』で、19世紀末からの100年余りの時代に生きた三世代の女性の物語を描いている。
計画によると、映画公開に合わせてユン監督と映画プロデューサーのクリストフ・ロシニョン(Christophe Rossignon)が共にベトナムを訪れ、観客らと交流する予定だ。本作は、ユン監督の前作品「ノルウェイの森」(2010年)から久々の映画作品となるため、海外のメディアからも大きな関心が寄せられている。
ユン監督は1962年ベトナム生まれ。12歳でフランスに渡り、現在はパリ在住。1993年公開の映画「青いパパイヤの香り」で長編デビューを果たし、同映画でカンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)及びセザール賞新人監督賞を受賞した。監督作品には、「シクロ」(1995年)、「夏至」(2000年)、「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」(2009年)がある。