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北中部クアンビン省人民委員会のチャン・ティエン・ズン副主席は、海外の多くの映画制作団体が、同省に存在する洞窟群をロケ地として映画を撮影したい意向であることを明らかにした。
同省のフォンニャ・ケバン国立公園は世界自然遺産に登録されており、◇フォンニャ洞窟、◇ソンドン洞窟、◇ハンエン洞窟など、世界でもトップレベルの美しい洞窟を数多く有している。中でも同公園のソンドン洞窟は世界最大で、洞窟体験ツアーが観光客の人気を集めている。
これらの洞窟群の幻想的で美しい風景は、映画の撮影に理想的なロケ地だと高く評価されている。また、ズン副主席は、洞窟群がロケ地として利用されることで、同省の観光業の促進、及び世界での認知度向上に貢献するものと期待を寄せている。
直近では、2014年5月7日から9日にかけて、ピーターパン実写映画の最新作「PAN~ネバーランド、夢のはじまり~」の撮影がハンエン洞窟で行われている。同映画は、ベトナムで7月公開、日本で9月公開の予定。
同省文化スポーツ観光局によると、別の海外の映画制作団体も最近、フォンニャ・ケバン国立公園を訪問・下見したばかりで、ここから大ヒット映画が生まれる見込みだという。
なお、2014年における同省の訪問者数は前年2倍の280万人で、うち外国人観光客数は前年比でおよそ+27%増加した。