3日付サイゴンザイフォン紙電子版によると、ベトナムの著名な映画監督であるダン・ニャット・ミン氏は米国アカデミー賞を選定する米国映画芸術科学アカデミーから名誉賞を贈られるもようだ。ミン監督の長年の業績を称えるもので、同時にベトナム映画週間のプログラムも催される。
授賞式は10日夜に行われる予定で、ミン氏は既に渡米手続きの準備を終えているという。式典に続いてミン監督の作品「グァバの季節」が上映される。ミン監督はこのプログラムの座談会に参加して自身の作品について紹介する予定だ。
同監督の作品は国内外の映画フェスティバルで数多くの賞を受賞しており、海外の観客にも深い印象を残している。主な作品に「射程内の街」、「ハノイ、1946年冬」、「河の女」、「ニャム」、「グァバの季節」、「きのう、平和の夢を見た」などがある。
ミン監督の最新作「きのう、平和の夢を見た」は、2009年の福岡国際映画祭で観客賞を受賞したほか、国内開催のベトナム映画祭で最優秀作品に贈られるゴールドロータス賞、最優秀脚本賞、マスコミ賞を受賞している。