![]() (C)Vietjet Air |
- 仏オープンエアラインズと戦略提携
- SkyBreathe導入するベトナム初の航空会社
- パイロット向けアプリも導入で燃費改善
格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)はこのほど、航空業界の燃料節約ソリューションを提供するフランスのテクノロジー企業であるオープンエアラインズ(OpenAirlines)との間で戦略的提携契約を締結した。
VJCは、オープンエアラインズが開発した航空機ジェット燃料効率化ソフトウエア「SkyBreathe®」を導入するベトナム初の航空会社となる。同プラットフォームの導入により、燃料消費を最大2%削減し、毎年9万6000t以上のCO2排出を削減することが可能となる。
「SkyBreathe®」は、人工知能(AI)とビッグデータアルゴリズムを活用してフライトデータを分析し、燃料使用の最適化に役に立つソリューション。同プラットフォームは、2100万以上のフライトデータに基づき、航空会社向けに世界最大の燃料効率データベースを提供している。
また、VJCはパイロット向けアプリ「SkyBreathe® MyFuelCoach」を導入する。同アプリは、パイロットの賢明な意思決定をサポートしてフライトを最適化するのに役立ち、燃料使用効率の向上や環境負荷の低減に繋がるもの。
同社のグエン・ドゥック・ティン副社長は締結式で、「オープンエアラインズとの戦略的パートナーシップ締結は、ベトジェットの持続可能な成長戦略における重要な節目となる。先進技術の活用により、継続的なイノベーション、運航管理の最適化、燃料消費とCO2排出量の削減を実現し、手頃な価格で乗客のフライト体験を向上させることができる」と述べた。