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- データセンター開発投資コスト調査報告
- アジア太平洋で台湾に次ぐ2位の低水準
- 電気システム向けのコストが26%占める
米不動産サービス大手クッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield=C&W)が先般発表した、アジア太平洋地域のデータセンター開発投資コストに関する調査報告によると、ベトナムでのデータセンターの平均建設コストは1MW当たり690万USD(約10億5000万円)で、アジア太平洋地域で台湾に次ぐ2位の低い水準となっている。
このうち、電気システム向けのコストが最も高く、コスト全体の26%を占める。このほか、機械システムと建設システム向けがそれぞれ13%を占め、残りは冷却システム、安全・防火システム、セキュリティシステム、棚、キャビネット、機器設備、ケーブルなどとなる。
用地取得コストは総費用の5%程度を占める。ホーチミン市とハノイ市の郊外にある、インフラ整備済みの土地の平均用地取得コストは1m2当たり209USD(約3万2000円)となっている。
ベトナムのデータセンターの容量合計は51MWとなっている。また、容量合計11MWのデータセンターが建設中で、さらに容量合計28MWのデータセンターの新たな建設が計画されている。