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- フランスとカナダの企業と戦略的事業提携
- VMC製品の欧米市場輸出強化を支援
- 保守・メンテナンスのノウハウ共有で協力
国防省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)の子会社で、電子機器などの製造を手掛けるベトテル設備製造総公社(Viettel Manufacturing Corporation=VMC)は、海外企業2社との間で、航空宇宙製品供給ネットワークの構築に関する2件の戦略的協力合意書を締結した。
締結式は、ハノイ市ザーラム空港で開催された防衛・セキュリティ関連の国際展示会「ベトナムディフェンスエキスポ2024(Vietnam Defence Expo 2024)」の期間中に催された。
今回VMCが事業提携したのは、フランスのアドバンス・ビジネス・イベント(Advanced Business Events=ABE)とカナダのスリー・ポイント・アビテーション(3 Points Aviation)の2社。
ABEは航空宇宙関連のイベントやカンファレンスを主催する企業で、仏エアバス(Airbus)や米ボーイング(Boeing)など世界的な航空宇宙企業と協力関係を築いている。同社は、VMCと航空宇宙分野の企業各社との関係促進や、VMC製品の欧米市場輸出を支援する。
一方のスリー・ポイント・アビテーションは、民間航空機向けの設備・部品の製造・保守・メンテナンスを手掛けている。同社との協力により、VMCは欧米市場の開拓を強化するとともに、保守・メンテナンスに関するノウハウを共有することができる。
なお、VMCは世界の航空宇宙サプライチェーンへの参加を果たした初のベトナム全額出資企業で、米ボーイングや英パーカー・メギット(Parker Meggitt)などに部品を供給している。