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- エコバイオとハロン・アグロケムが合弁
- 農業用有機殺菌剤をベトナムで販売
- 合弁会社を通じて独占供給、販売量拡大へ
韓国のバイオ企業であるエコバイオホールディングス(EcoBio Holdings)はこのほど、薬品などを製造するベトナムのハロン・アグロケム(Ha Long Agrochem)との間で、合弁会社の設立に向けた契約を締結した。
これによりエコバイオホールディングスは、自社開発した農業化学品を原料とした農業用有機殺菌剤をベトナムで販売する。
この農業化学品は農薬や化学肥料に代わって使用でき、植物の免疫力を向上させる効果を持つ。硫化水素を代謝物質として使用した硫黄酸化細菌を用いて生産するため、環境に優しいという。防カビ・防虫効果があるほか、弱アルカリ性で他の薬品と混ぜることが可能といった特徴で、有機農業において活用できる。
これまでにも同社はベトナムでの販売許可を得ていたが、今後は合弁会社を通じての独占供給となるため、販売量をさらに拡大する計画だ。
エコバイオホールディングスのソン・ヒョスン会長は「合弁会社を通じて、ベトナムだけでなくタイやインドネシアなど東南アジアで急成長している市場を開拓していく」と述べた。