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- ベトナム、日本、シンガポールなど8か国
- ヨーロッパで初めてのCPTPP加盟国に
- CPTPPとFTAの活用で貿易活性化に期待
環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)への英国の加入に関する議定書が15日、◇ベトナム、◇日本、◇シンガポール、◇チリ、◇ニュージーランド、◇ペルー、◇マレーシア、◇ブルネイの8か国について発効した。同議定書はこれに先立つ2023年7月に署名された。
英国はヨーロッパで初めてのCPTPP加盟国となった。英国はベトナムにとって重要なパートナーであるため、英国のCPTPP加盟は両国間の貿易活動の追い風になるとみられる。
ベトナムと英国は2020年12月にベトナム英国自由貿易協定(UKVFTA)に合意・署名し、UKVFTAは2021年5月に発効した。CPTPPとUKVFTAの活用により、相乗効果を生み出し、両国間の貿易がさらに活性化することが期待される。
なお、英国はこれに先立ち、ベトナムを市場経済国として正式に認定している。市場経済国認定により、ベトナムは反ダンピング調査などにおいて公正な扱いを受けることになる。