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- ベトナム企業82%が給与アップを計画
- 従業員73%がキャリア見通しを楽観視
- 従業員の99%が外資系企業で勤務希望
英国の人材紹介会社ロバート・ウォルターズ(Robert Walters)がこのほど発表した給与調査報告によると、ベトナム企業の82%が2025年に給与を引き上げる計画だ。
同調査はベトナムの企業84社と、様々な業種の管理職や従業員など数百人を対象に実施されたもの。
昇給に加えて、企業の76%がボーナス制度を改善し、67%が研修や能力開発プログラムを実施する計画があるとのこと。また企業の59%が充実した福利厚生の提供が、人材採用にとっての大きな課題だとしている。
調査結果によると、従業員の73%がキャリア見通しを楽観視しており、これは雇用機会に対する自信の高まりを反映したものと見られる。46%が競争力のある福利厚生パッケージの重要性を意識しており、77%が仕事の満足度を左右する要素として賞与を挙げた。
従業員は、企業文化における非物質的価値にますます注目しており、調査対象者の半数にとっては、刺激的な同僚たちと協力できる職場環境が勤め先を選ぶ重要な動機となっている。また、専門的なトレーニングプログラム、柔軟な労働時間、プレミアム健康保険パッケージなども不可欠な要素となりつつある。
さらに注目すべき点としては、従業員の99%が外資系企業で働きたいと考えていることがある。主な理由として、魅力的な給与や明確で体系的なキャリア形成、国際基準に準拠した専門的な労働環境が得られることなどが挙げられる。