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- ベトテルハイテク産業総公社が製造
- クアルコムと共同で研究開発
- 25年年初からベトナムの広範囲で導入
国防省傘下ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)は13日、第5世代移動通信システム(5G)の無線アクセスネットワーク(RAN)「5GオープンRAN(5G Open RAN)」基地局の商業運用を発表した。
5GオープンRAN基地局は、ベトテル傘下のベトテルハイテク産業総公社(Viettel High Technology Industries=VHT)と米クアルコム(Qualcomm)が共同で研究開発し、VHTが製造する。
5GオープンRAN基地局は、2025年年初からベトナムの広範囲で導入されるだけでなく、同年から海外の顧客にも納入される予定だ。
5GオープンRAN基地局研究開発プロジェクトには、双方の技術者500人が参画している。VHTの技術者がシステム設計とソフトウェア・ハードウェア開発を担当し、クアルコムが5Gチップセット開発を担当した。
オープンRANはオープンインターフェース仕様に基づいて構築する、機能を分離したRAN。オープンRAN基地局の導入により、VHTはコアネットワークからRANに至るまで5Gソリューションの完全なポートフォリオを確保し、プライベートネットワーク、パブリックネットワークを導入したい顧客に完全なソリューションを提供することが可能となる。