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- 投資総額約10兆4000億円、国家予算拠出
- 25~26年に事業化調査や設計などの準備
- 全長1541km、20省・市を通過
グエン・バン・タン交通運輸相は国会で13日、首相の委任のもとで政府を代表し、南北高速鉄道開発計画案を読み上げた。
計画案によると、投資総額は673億4000万USD(約10兆4000億円)となる。2025年から2037年までの12年間にわたり、国家予算を拠出して同プロジェクトに資金を配分する。
平均して毎年約56億USD(約8700億円)の資金を配分することになり、これは2023年の国内総生産(GDP)の約1.3%、着工予定時期にあたる2027年のGDPの約1.0%に相当する。プロジェクト実施に向けて、他の合法的な資金源も動員する。
2025~2026年に事業化調査や設計などのプロジェクトの準備を行う。公的債務対GDP比が低い水準に収まることに加え、国の経済規模拡大や国内建設会社の大規模案件実施に関する経験の蓄積と充実が見込める2027年に着工し、2035年に全区間の開通を目指す。
同プロジェクトは、全長1541kmで、20省・市を通過してハノイ市タインチー郡ゴックホイ村からホーチミン市直轄トゥードゥック市トゥーティエム街区までを結ぶ。設計時速は350km、軌間1435mmの標準軌となり、旅客駅23か所、貨物駅5か所を設置する。
同プロジェクトの用地は1万0827haの概算で、約12万人の住民移転が必要となる。
国会議員らは、各省・市間の接続性を高める同プロジェクトは、南北に長いベトナムにとって経済社会発展や地域間格差の縮小に大きく貢献するとして支持し、ベトナムへの技術移転が必須だと主張した。