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- 半導体受託生産最大手の元副会長と会談
- 半導体産業の発展と人材育成の提言を要請
- 顧問就任の要請を受け入れると表明
米国を訪問したグエン・チー・ズン計画投資相はこのほど、半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)元副会長で半導体専門家のリチャード・ロートン・サーストン(Richard Lawton Thurston)氏と会談し、TSMCのベトナムへの投資を促進し、半導体技術産業についてベトナムの顧問になるよう要請した。
ズン氏は、「2030年までの半導体産業人材育成計画および2050年までのビジョン」草案を政府に提出し、1300人の教員と5万人のエンジニアの育成を目指していることを伝えた上で、サーストン氏に対し、半導体産業の発展における経験を共有し、ベトナムの半導体産業の発展と人材育成について提言を行うよう要請した。
サーストン氏は、ベトナムは教育を受けた若い人材に恵まれているため、半導体産業と人工知能(AI)を発展させる大きなチャンスがあると評価。AI技術には各工程でさまざまな技術が必要になるため、ベトナムは一部の工程を選択して集中的に開発する戦略を取ることができるとの考えを示した。
サーストン氏は、ズン氏の要請に協力することを確認するとともに、ベトナムの半導体産業発展のロードマップや計画の策定における顧問就任の要請を受け入れると表明した。