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- 首相、中国中車大連機車車両の会長と会見
- 鉄道システムの能力向上で協力要請
- 鉄道開発は緊急かつ重要な課題と強調
中国の遼寧省大連市で25日に開幕した世界経済フォーラム(WEF)主催の夏季ダボス会議に出席するため中国を訪問しているファム・ミン・チン首相は24日、中国の鉄道車両大手である中国中車大連機車車両(CRRC Dalian Locomotive and Rolling Stock)のSun Rongkun会長と会見し、鉄道分野の協力を促進した。
チン首相は、ベトナムは300以上の駅を擁する全長2000km以上の鉄道システムを擁しているが、効率的に運用されていないという現状に触れ、鉄道システムの能力向上で同社に協力を求めた。
首相はまた、中国の政府開発援助(ODA)を利用したハノイ市都市鉄道(メトロ)2A号線(ドンダー区カットリン~ハドン区間)について、プロジェクト実施期間は延長したものの、現在は効率的に運用されていると述べた。首相は、鉄道開発はベトナムにとって緊急かつ重要な課題だと強調した。
これに対し、Sun会長は、同社はベトナムのニーズに完全に対応できるとし、近代的な都市鉄道システムを必要としているハノイ市とホーチミン市に体系的なソリューションを提供できると断言した。
同会長はまた、計画中の◇ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間、◇ドンダン~ハノイ間、◇モンカイ~ハロン~ハイフォン間の鉄道3路線に参画したい意向を表明し、ベトナムの地域間の交通輸送能力の向上に向けたソリューションを提供する用意があると述べた。