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- 仏政府、ハノイ都市鉄道で技術支援
- EUが1000万ユーロ相当を無償供与
- メトロ3.2号線のプレ事業化調査で
計画投資省とフランス開発庁(AFD)は5月30日、ハノイ市都市鉄道(メトロ)3号線(ニョン~ハノイ駅間)の延伸計画の準備に向けたテクニカルサポートプロジェクトに関する無償支援契約を締結した。
この無償支援は、欧州連合(EU)がAFDなどの要請に応えて行うもの。契約によると、EUの無償支援を活用して、1000万EUR(約17億円)相当の技術支援が行われる。
同プロジェクトでは、メトロ3号線に接続するメトロ3.2号線(ハノイ駅~ホアンマイ間)建設計画が国会に承認されるまでの間、ハノイ市に対し、メトロ3.2号線のプレ事業化調査(プレFS)の作成・完成を支援するほか、メトロシステムに接続する交通システムの構築を支援する。
メトロ3.2号線は全長8.9km、うち地下区間が8.1kmで、チャンフンダオ(Tran Hung Dao)通り~チャンタイントン(Tran Thanh Tong)通り~キムグウ(Kim Nguu)通り~タムチン(Tam Trinh)通りに沿って建設され、地下駅7か所を設置する。
メトロ3.2号線の投資総額は40兆5770億VND(約2500億円)の見込みで、うち34兆2970億VND(約2120億円)はAFD・アジア開発銀行(ADB)・ドイツ復興金融公庫(KfW)による政府開発援助(ODA)、残りはハノイ市の予算で賄う。