国際通貨基金(IMF)は、べトナムの輸出額が順調に伸びていること、インフレが減速していることなどから、マクロ経済は著しく改善しており、「国内景気は既に底打ちし、回復の兆しが見られる」との見解を示した。27日付ベトストックが報じた。
IMFは、「ベトナム国家銀行(中央銀行)が金融機関の流動性向上を重視し、脆弱な金融機関の買収合併(M&A)を推進したことにより、金融市場は安定的な軌道に乗った」として、現在の金融政策を維持すべきとの見方を示した。
またIMFは、不良債権問題を抜本的に解決するためには、金融機関の構造改革を行うと共に、国営企業の構造改革も推進する必要があるとしている。