ベトナムと欧州連合(EU)は5日、自由貿易協定(FTA)の正式交渉を開始した。EUがアセアン諸国とFTA交渉を行うのは、シンガポール、マレーシアに次いでベトナムが3か国目。6日付タインニエン紙(電子版)が報じた。
双方は、◇関税撤廃、◇サービス貿易の促進、◇非関税障壁に関する問題の解決、◇知的財産権の保護、などについて交渉する予定。
欧州商工会議所(ユーロチャム)ベトナム事務所のPreben Hjortlund代表は、FTA締結により、ベトナムからEUへの輸出額増加、およびEUからベトナムへの海外直接投資(FDI)増加に繋がるだけでなく、技術移転の機会も広がるとの見方を示した。