ASEAN10か国と日本、中国、韓国(ASEANプラス3)の財務相会議が4日、ハノイ市で開かれ、先日設立されたばかりのASEANプラス3のマクロ経済を研究する機関「AMRO」の機能を強化することなどについて議論が行われた。4日付VTVが報じた。
AMROはASEAN地域の財政状況を監視し、財政上の支援が必要と思われる国に早期に警告する機能を持つ。将来的にはASEANプラス3内で、国際通貨基金(IMF)に代わる役割を果たすと期待されている。
会議では、通貨危機の際に各国が外貨を融通し合う「チェンマイ・イニシアチブ」の実現で協力することや、アジア開発銀行(ADB)の支援を得てアジアインフラ開発基金を創設することなどについても話し合われた。