ベトナム商工会議所(VCCI)によると、粉ミルク価格は直近3年間で合計16回に亘り値上げされたという。1回の値上げ幅は3~10%で、現在の価格は3年前の数倍に達している。
今年に入ってからは、1月にアボットやミード・ジョンソン、フリースランド・キャンピナ・ベトナムなどの乳幼児向け粉ミルク製造大手が販売価格を4~9%引き上げており、7~9月にもアボット、フリースランドが5~10%引き上げている。
しかし、財政省が先頃公布した、6歳未満の幼児向け粉ミルクの生産・販売業者に対し、販売価格の登録を義務付ける通知が10月1日発効になってからは、粉ミルクの価格は安定している。