ペトロベトナムグループ(PVN)はこのほど、紅河デルタ地方タイビン省タイトゥイ郡ミーロック村でのタイビン第2火力発電所建設案件について、用地収用の遅延により実施を休止することを明らかにした。
同村の一部住民が1平米当たり10万2000ドン(約426円)の補償額に納得せず、交渉が難航していた。同火力発電所は当初、2015年完工を予定していたが、9月8日時点で補償金を受け取ったのは同村全1244戸のうち56.5%にあたる703戸に留まっていた。
同村では現在、ベトナム電力グループ(EVN)が投資主体となるタイビン第1火力発電所(出力600メガワット)建設案件が進められている。