情報通信省は22日、ベトナムマルチメディア社(VTC)に対し「仮想移動体通信事業者(MVNO)」としての事業実施を認可した。これにより、同社は国内で9番目の携帯電話サービス事業者となった。MVNOとしては、昨年8月に認可されたドンズオン通信株式会社(インドシナ・テレコム)に次いで2社目となる。
MVNOは無線通信インフラを他社から借り受けて独自のサービスを提供する事業者のことで、VTCはEVNテレコムの第3世代(3G)携帯網を利用する。またGSM携帯利用者のために、ローミングを行えるよう他の携帯キャリアと交渉することにしている。VTCは年末までに携帯電話サービスの提供を開始する予定だ。