メコンデルタ地方のカントー市とビンロン省の境を流れるハウ川に架かるカントー橋の開通式が24日行われた。カントー橋は全長2750メートル、幅員23.1メートル(往復分離の4車線道路)。斜張橋としては東南アジア最長を誇る。
総事業費は4兆8320億ドン(約240億円)で、日本の政府開発援助(ODA)資金を使って建設。主橋りょう部分は大成建設・鹿島・新日本製鉄の共同企業体が施工した。
カントー橋は2004年9月に着工、2008年末の完成が予定されていたが、2007年9月にベトナム人作業員54人が死亡する橋げた崩落事故が起き工事がストップ。11カ月後の2008年8月に工事が再開されていた。