2日、東南アジア最大の出力を誇る水力発電所、ソンラ水力発電所の着工式が行われた。現在、東南アジアで最大出力の水力発電所は、ホアビン水力発電所(ホアビン省、設備能力1920MW。旧ソ連の援助により1979年に本格着工)だが、ソンラ水力発電所はこの約1.25倍の、出力2400MW、ダム容量9,260億立方メートルの水力発電所となる。
同ダムの年間平均発電量は100億2270万KW(ホアビン水力発電所は80億KW)。2010年には一部稼動し、2013年に全面稼動を予定している。電力供給の役割以外にも、紅河デルタ地域の水害防止、乾季の流水量調節、国防力強化といった役割を担う。