ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

【第11回】ベトナムと日本の教育の違い ~目指すエリート像~

2017/07/12 08:50 JST配信

こんにちは!

早稲田大学ボランティアセンター公認 DOORSー日越交流プロジェクトー です!

DOORSは年に2回ベトナムに渡り、現地で 奨学金授与交流会 の開催による教育支援をおこなっている団体です。

今回ご紹介するのは、 ハノイ大学の学生たちとの交流 についてです!!

彼らとの交流を通して見えてきたのは、ベトナムの教育制度や大学受験の仕組み、エリート階級の進路などなど・・・。

日本人学生と比べるとどうなのでしょうか?

担当するのは あやぞ です。

よろしくお願いします!

日本語学部が最も人気!?

交流したのは、こちらハノイ大学の日本語学部の学生たちです。

ハノイ大学キャンパス

みんなで晩ご飯を食べに行きました

夜にご飯を食べに行ったお店で、彼らがプレゼンしてくれたのが、ベトナムの教育制度について。

日本の私立大学の入試制度はというと、現在では一般的に センター試験 を受け、その後に大学独自の試験で合否が決まります。

しかし、ベトナムでは入試制度の仕組みが少し違うらしく、簡単に言うと、成績の良い人から自分で大学を決められるらしいです。

なんだか中国の 高孝 みたいですね!

彼らに「日本語学部ってどれくらい難しいの?」と興味本位で聞いてみたところ、「ハノイ大学の学部で、 一番人気で一番難しい! 」と言われました。

正直日本人としては、自国の言葉の学部が一番人気があると言われるのは大変嬉しいことですが、最難関とはびっくり!

ベトナムのエリートって?

さらに、「なんで日本語をみんな学びたがるの?」と聞いてみると、返ってきた答えとして一番多かったのは、 「日系企業に勤めたい」 という言葉でした。

彼らから聞いた ベトナム人の憧れるエリート像はというと、大学の日本語学部に入り、日本語能力検定2級以上を取得し、ベトナムにある日系企業に勤めること らしいです。

「日本で働きたい」と言う学生もいましたが、圧倒的にベトナム現地の日系企業が人気です。

日本人の私からしてみれば、こんなにもベトナム人にとって日本が大きく、憧れられる存在だとは思いもしませんでした。

日本でエリートといえば、大学で英語の資格を取って、外銀に勤めることでしょうか。

しかし、逆にベトナムの大学生は、あまり英語は勉強しません。

彼らは、第一外国語として日本語を学ぶのであり、私たちにとって英語が必須科目である感覚で日本語を学んでいる印象です。

でも、普段のベトナムの大学生は、とにかく明るくて、楽しそうで、国は違うけど、同じ若者として非常に親近感がわきました。

彼らの優しさに触れながら、ベトナムの教育制度も学べ、とても楽しい一夜が過ごせました。

DOORSのミニベトコーナー

最後にお送りするのが、 DOORSのミニベトコーナー です!

このコーナーでは、ベトナム現地で私たちが体験した情報をお届けします。

今回は、みなさんご存知 「スターバックスコーヒー」!

ベトナムのスターバックスはどんな感じなのでしょうか?

こちらは、ホーチミン市のバックパッカー街、ブイビエン通りの角にあるお店です。

ショーケースには美味しそうなものがズラリ

日本の店舗では見られないようなスイーツや飲み物がたくさんありました。

心なしか日本のものより甘く感じます。

チェーン展開するカフェの世界中の店舗を回るのって夢がありますよね。

このお店の詳細はこちらから! >>  スターバックス De Tham 店

以上、今回の「ベトナムと日本の教育の違い ~目指すエリート像~」はあやぞがお送りしました。

次回の「ドンと行く!俺らのベトナム体験記」もお楽しみに!

著者紹介
DOORS―日越交流プロジェクト―

早稲田大学平山郁夫ボランティアセンター(WAVOC)公認 DOORS―日越交流プロジェクト―

「相互理解・相互成長」を理念に、年2回ベトナム・ホーチミンの小中学校と高校で「交流」を通じた教育支援と奨学金支援をしている学生ボランティア団体。


ドンと行く!俺らのベトナム体験記
その他の記事はこちら>
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
カンボジア国会議事堂新庁舎が落成、ベトナムが寄贈 (17:35)

 カンボジア公式訪問を開始したチャン・タイン・マン国会議長は21日、カンボジアの首都プノンペンで、同国のクオン・ソダリー国民議会(下院)議長と会談した。  両議長はこの席で、両議会が緊密に連携して訪...

フエ前国会議長に警告処分、病床のトゥオン元国家主席は処分先送り (15:50)

 ベトナム共産党政治局・書記局は20日に開かれた会合で、政治局員・国会共産党連合会書記・国会議長在任中に、汚職防止に関する党規と法律に違反したとして、ブオン・ディン・フエ前国会議長に警告処分を科すこ...

エノテカ、ホーチミン高島屋にワインショップをプレオープン (15:25)

 ワインの輸入販売などを手掛けるエノテカ株式会社(東京都港区)は11月25日、ホーチミン市1区のホーチミン高島屋2階に「ワインショップ・エノテカ ホーチミン高島屋店」をプレオープンする。  ラウンジエリア...

ハノイの街角、アヒルを連れて散歩する名物男性 (17日)

 午後3時、ハノイ市ハイバーチュン区ファムディンホー街区在住のグエン・ゴック・クアンさん(男性・61歳)が、手に持った棒で地面を叩くと、生後4か月の真っ白なアヒルは「散歩の時間だ」と理解し、クアンさんの...

住商アグロ、地場農業資材販売会社に出資 (15:11)

 住商アグロインターナショナル株式会社(住商アグロ、東京都千代田区)は、ベトナムの農業資材販売会社であるホップチー・インベストメント・コーポレーション(Hop Tri Investment Corporation、ホーチミン市)に...

働きがいのある在ベトナム企業ベスト100、ユニリーバが1位に (14:19)

 ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anphabe)は19日、「働きがいのある在ベトナム企

カマウ省:戦勝遺跡地区を建設、ベトナム戦争の戦闘で勝利の地 (13:07)

 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は19日、ダムゾイ郡でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam Doi - Cai Nuoc - Cha La)戦勝遺跡地区の起工式を開催した。同省共産党委員会のグエン・ティエン・ハイ書...

ホーチミン:12月運行開始のメトロ1号線、運賃決定 (6:46)

 ホーチミン市人民委員会は21日、12月の商業運転開始を予定している都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)の運賃を規定する決定を発表した。  決定によると、運賃は乗車区間の距離によって異...

マレーシア、ベトナムの9か国目の包括的・戦略的パートナー国に (6:32)

 21日から23日までの日程でマレーシアを公式訪問中のトー・ラム書記長は21日、最高儀礼に則り盛大に執り行われた歓迎式典の後、アンワル・イブラヒム首相との首脳会談に臨んだ。  両首脳はこの席で、両国間...

チン首相、ドミニカ共和国大統領と会談 FTA交渉を提案 (5:45)

 ドミニカ共和国を公式訪問中のファム・ミン・チン首相は現地時間20日、ルイス・ロドルフォ・アビナデル・コロナ大統領と会談した。  両首脳は、2005年7月7日の外交関係樹立以来、初のハイレベル訪問となる...

ホーチミン:ドンコイ通りの小売スペース賃貸料、世界14番目の高さ (5:33)

 米不動産サービス大手クッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield=C&W)がこのほど発表した、世界のブランドショップ街の小売スペース賃貸料動向に関する年次調査レポート「世界のメインストリート(...

自宅でヒキガエル肉を調理、児童1人死亡・1人重篤 (4:20)

 南中部高原地方総合病院は19日、自宅で調理したヒキガエルの肉と卵を食べた児童2人が中毒を起こしたと発表した。  19日昼、南中部高原地方ダクラク省クロンパック郡に住むY君(11歳)は、自分でヒキガエルの...

教員の4割超が給与と保護者のプレッシャーに悩み (4:14)

 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)傘下の政策開発研究所が先般発表した調査結果によると、教員の25.4%が学校内で、8.2%が学校外で生徒向けに補習授業を行っている。  この...

エクセル・クリエイツ、ハノイに駐在員事務所を開設 (3:46)

 医療機関向けパッケージソフトウェアの製造・販売を手掛ける株式会社エクセル・クリエイツ(大阪府大阪市)は11月、ハノイ市に駐在員事務所を開設する。  これを機に、ベトナムをはじめとする東南アジア諸国...

ハノイ:国際建築展示会「ベトビルド」、11月27日から開催 (2:47)

 ハノイ市ナムトゥーリエム区の国立展示建設センター(1 Do Duc Duc, quan Nam Tu Liem, TP. Ha Noi)で、11月27日(水)から12月1日(日)まで、国際建築展示会「ベトビルド・ハノイ2024(第4回)(VIETBUILD Ha Noi 202...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2024 All Rights Reserved