ベトナムで人材紹介を行う JellyfishHR がお届けする在住日本人へのインタビュー。
今回は 出版会社で広告営業と編集を担当する小林一貴さん(26歳) にインタビューしました。
大学卒業後、日本で専門商社、不動産会社(営業)、ガス会社で働いていた小林さんが、今ベトナムで働いている理由とは? そこには小林さんが心に抱き続けていたある思いがありました。
日本ではなくベトナムで働く理由とは?
―― こんにちは! 早速ですが、まずは自己紹介をお願いします。
小林: こんにちは! 東京生まれ埼玉育ちの小林一貴です。よろしくお願いします!
―― よろしくお願いします! 小林さんは現在ベトナムでどんなお仕事をされているんですか?
小林: 現在、 LAI VIEN(ライヴィエン=来遠) という出版会社で広告営業と編集を担当しています。
広告営業では、テレアポ、飛び込み営業、展示会、各種セミナーに参加をするなどして、販路の拡大を行っております。
―― 日本でも営業のお仕事をされていた時期があるようですが、営業のお仕事についてはどうお考えですか?
小林: 営業マンの仕事は、ご成約いただいたお客様に、 いかに「契約してよかったか」と感じていただくこと だと考えています。そのためにも、お支払い頂いた金額以上のリターンで成果を出し、継続頂くことが大切だと感じています。
また、私が尊敬する人の考えのひとつである 「売上を最大にして、経費を最小限にすること」 をモットーとして、日々営業活動に勤しんでおります。
―― なるほど。ところで、どうしてベトナムで働いているんですか? 何か特別なきっかけがあったんでしょうか?
小林: 私は新卒の就職活動の時から 「国際的な仕事で腰を据えて末永く働いていきたい」 との思いがありました。そう思いながらも、再び就職活動をすることになったときには、「思いだけに固執していても、現実を見ないと生きていけない」という気持ちが芽生え、持ち続けていた思いは「いつかできたらいいな」という「夢」になっていました。
―― 確かに、理想だけを追い求めるのではなく、現実を見ることは必要ですよね。
小林: そんな中、ベトナムで働くきっかけになったのは、大学時代のベトナムの友人からの連絡です。その友人が、「あるホテルで日本人を募集している」と教えてくれました。日本人ゲストリレーション担当の求人でした。ただ、そこの給与体系は外国人には適さないものだったので、転職することになったのですが、すぐに次の仕事が見つかりました。
―― それが、現在のLAI VIENだったんですね。
小林: そうです。 実際に営業の調子もいいですし、広告効果の高い枠に継続的に掲載したい企業様が複数社いらっしゃるので、私自身のモチベーションも高くなり、大変貴重な経験をさせていただいています。
ベトナムか? 日本か? 将来のビジョンは
―― 小林さんが現在のお仕事に満足されていることが伝わってきますが、今後の夢やビジョンなどはあるんですか?
小林: 現段階では、3年後に、日本で再就職したいと考えています。その理由は、現在の経験で蓄積できたことを基に、日本で家族に恩返しをしていきたいと考えているからです。
―― そうなんですね。明確なビジョンがあることは、よりモチベーションの維持に繋がっているかもしれないですね。
海外で働くということ
―― 先ほど「国際的な仕事で腰を据えて末永く働いていきたい」という思いを持っていたとおっしゃっていましたが、実際に海外で働いてみていかがですか?
小林: 私の職場は、日本で働いたときと比較すると自由な部分が多く、いい意味で楽しく業務に携わらせていただいています。また、日本のような先輩後輩の上下関係はあまりないです。何より、社員同士がとても仲が良くて、結束していると感じます。
実際に働いてみて、 海外で働くことは特別なことではない と考えるようになりました。ただ、働く環境、同僚の人種が、多少異なるだけなんです。
私自身そうだったように、昔は海外で働くことは憧れでした。しかし現在では、 海外で働いたことで、自分自身の付加価値を高めていかなければいけない と考えています。だから、人それぞれの個性を発揮するための語学やスキルなど、何かを身につけることが大切だと思います。
―― 最後に読者のみなさんに何かメッセージをいただけますか?
小林: 海外で働く場合に限らず、今までの経験から全般的に言えることは、情報が足りなかったなということです。やはり、国内外問わず、情報は最大の武器になると思いますので、常日頃からアンテナを張って、キャッチしてください!
また、これから、海外就職を考えている皆さん、検討中の皆さん、迷っていても、何も始まりません。 何はともあれ、まずは行動あるのみ です。
―― 小林さん、貴重なお話をありがとうございました!