米国のインテリア雑誌「Architectural Digest」はこのほど、世界で最も美しい郵便局トップ11を発表した。この中で、ホーチミン市郵便局が第2位にランクインした。同郵便局は2019年にも、米国の雑誌「Insider」による世界で最も美しい郵便局トップ20に選ばれていた。
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ホーチミン市郵便局は、同市を代表する建造物の一つ。フランス統治時代の1886年に着工し、1891年に郵便や電信の施設として完成した。パリのオルセー美術館(当時は駅舎)をモデルにしたとされ、鉄骨設計は、パリのエッフェル塔を設計したフランスの建築家ギュスターヴ・エッフェルが手掛けた。
1世紀以上が経過した今でも、現役の郵便局として郵便・通信業務が行われており、目の前にそびえるドゥックバー(聖母マリア)教会とともに、外国人観光客が数多く訪れる人気観光スポットとなっている。
なお、「Architectural Digest」が選ぶ世界で最も美しい郵便局では、1位にアルジェ中央郵便局(アルジェリア)を選出。この他、3位パラシオ・ポスタル(メキシコ)、4位ロサンゼルス郵便局(米国)、5位コミュニケーション宮殿(スペイン)などが選ばれている。