ホーチミン市人民委員会はこのほど、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対応しながら2022年にかけて市の観光業を回復させていくための計画案を発表した。
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計画案によると、市は3期に分けて観光業を段階的に回復させていく。詳細は以下の通り。
◇第1期(10月31日まで):グリーンゾーンで市内観光を再開。営業再開が認められるのは、旅行サービス、宿泊サービス(定員は通常時の50%以下)、観光スポット(同)。
第1期で観光客を受け入れる観光スポットとして、クチ郡の歴史遺跡群(クチトンネルなど)、カンゾー郡のエコ観光地のほか、7区の3D博物館、5区のジュエリー専門通りなどが挙げられる。
主なターゲットは、新型コロナ対策にあたる医療従事者、ベトナム人、ホーチミン市内在住外国人、記者、有名人、旅行ブロガーとする。
◇第2期(11月1日~12月31日まで):観光活動を他の省・市のグリーンゾーンに拡大する。旅行サービス、宿泊サービス、観光スポットの活動が認められ、定員は通常時の70%以下までに引き上げる。
第2期では1区のサイゴン動植物園、11区のダムセン文化公園などの営業を再開する。第1期の対象に加え、国内の観光客、フーコック島(南部メコンデルタ地方キエンザン省)を訪れる観光客、外国人専門家などをターゲットとする。
◇第3期(2022年以降):感染流行状況によって省・市をまたぐ観光活動を拡大し、国際観光活動を再開する。第3期では市が規模や範囲を制限することなく、すべての観光活動と観光サービスを再開する。