英国の旅行ガイドブック「ラフガイド(Rough Guides)」を発行するラフガイド社(Rough Guides)は、「アジアで最も印象的な世界遺産10選」を発表した。その中で、ベトナムから東北部地方クアンニン省のハロン湾が選ばれた。
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「海の桂林」とも呼ばれるハロン湾は、面積1553km2の湾に顔を出す大小約3000もの奇岩群と、多数の鍾乳洞が美しいベトナムの一大観光地。1994年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界自然遺産に登録された。2000年には登録範囲が拡大され、現在は443km2の核心地域(コアゾーン)内の775の奇岩群が世界遺産となっている。
この10選の中には、世界自然遺産と世界文化遺産が含まれている。ハロン湾のほかは、◇コルディリェーラの棚田群(フィリピン)、◇アンコール・ワット(カンボジア)、◇カムチャツカの火山群(ロシア)、◇ブハラ歴史地区(ウズベキスタン)、◇古都京都の文化財(日本)、◇万里の長城(中国)、◇インドの山岳鉄道群(インド)、◇ダンブッラの黄金寺院(スリランカ)、◇スマトラの熱帯雨林遺産スマトラ(インドネシア)となっている。
ハロン湾については、ベトジョーライフ(VIETJO LIFE)の「世界遺産(1)ハロン湾~長い歴史を秘めた伝説の地~」を参照。