東北部地方クアンニン省バンドン郡のバイトゥーロン国立公園が域内で38番目のASEAN遺産公園に認定され、19日に認定証の授与式が行われた。同公園は、生態系の整合性、代表性、自然性、希少生物のオリジナル性、合法性といった国立公園としての5つの基準を満たしていると認められた。
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ベトナム国内では、◇バーベー自然保護区(東北部地方バクカン省)、◇ホアンリエン国立公園(西北部地方ラオカイ省)、◇コンカーキン国立公園(南中部高原地方ザライ省)、◇チューモムライ国立公園(南中部高原地方コントゥム省)、◇ウーミントゥオン国立公園(メコンデルタ地方キエンザン省)に続く6番目のASEAN遺産公園になる。
ASEAN生物多様性センターのロベルト・オリバー(Roberto Oliva)所長によると、バイトゥーロン国立公園は東南アジア諸国でオリジナリティが最も高い生態系を有する国立公園だという。さらに、国立公園としては世界的にも珍しく山岳生態系、カルスト生態系、海洋生態系の3つの生態系を有し、手つかずのまま残っていることも評価されている。
同公園の面積は1万5783haで、このうちバームン、チャーゴ、サウの3グループに分かれた大小80の島嶼群からなる森林が6125ha、海面・潮間帯などが9650haを占める。