南中部沿岸地方ダナン市人民委員会はこのほど、同市と同市に隣接し世界遺産を擁するクアンナム省ホイアン市を結ぶバスの導入を検討・承認するよう同省人民委員会に提案した。
同路線は全長31.8km(片道)で、ダナン国際空港の停留所を起点にホイアン市のホイアンバスターミナルに至るもの。2018年末に運行を開始する予定だ。
同案は、世界銀行(WB)が融資する「ダナン市の持続可能な開発プロジェクト」の一環。これが実現すれば、交通渋滞の緩和や、ダナン市とクアンナム省の観光開発の後押しにも繋がるものと期待されている。
なお、地場不動産投資企業エンパイア・グループ(Empire Group)は7月、同市での1階建て及び2階建てオープンバスの導入案を発表した。同案によると、1階建てオープンバス20台と2階建てオープンバス10台を導入し、ダナン市内を走る路線(全長38.5km)や同市とホイアン市を結ぶ路線(全長96.5km)を運行するという。