グエン・タン・ズン首相はこのほど、紅河デルタ地方ニンビン省にあるチャンアン生態観光区の景観複合体建設マスタープランを承認した。
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それによると、景観複合体の面積は1万2252haで、同省のホアルー郡とザービエン郡、ニョークアン郡、ニンビン市、タムディエップ町にまたがる。このうち、遺跡区(コアゾーン)が面積6226ha、遺跡区周辺(バッファゾーン)が面積6026haとなっている。
コアゾーンを保護するためのバッファゾーンは、◇西側のバイディン区(観光区、新大学都市区)、◇北側のチュオンイエン・ニンホア区(観光サービスを組み合わせた農村住宅区)、◇東側のニンニャット・ニンティエン区(同)、◇南側のニンタン・ニンハイ区(同)の4区域から成る。
チャンアン生態観光区は、2014年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)からベトナム初の世界複合遺産に認定された。総面積2168haで、周囲を山と湖に囲まれているほか、洞窟などの自然遺産にも恵まれている。その景色は、東北部地方クアンニン省の世界自然遺産になぞらえて「陸のハロン湾」とも称される。